物件:築30年の戸建住宅 65㎡(1階部分)
築30年の木造二階建て戸建住宅。愛犬のために1階の床を張り替え、置き家具で手狭になってしまったLDKを造作収納ですっきりさせたいとのご要望だった。床は小型犬の歩きやすさに配慮したフローリング材を採用。足腰への負担軽減だけでなく、傷や汚れがつきにくくふき取りやすいといったメンテナンスも容易になった。
LDKと廊下の間仕切壁を取り払い、LDK側と廊下側両面使いができる大型壁面収納を造作。約5mの大容量収納で、置き家具をなくしたほか天井面とテレビ壁に仕込んだ間接照明で、広くあたたかな空間となった。
キッチンとダイニングの間にあった既存のカウンターを改造し、こちらにも両面使いの収納家具を造作。キッチン側からは炊飯器や電子レンジなどの調理家電、ダイニング側には本や定位置となっている愛犬のトイレスペースを組み込んだ。玄関にはシューズクローゼットとエントランスクロークを新設したほか、ご夫婦の趣味であるロードバイクを壁掛けするスタンドと自転車用品棚も併せて新設した。
施工前
LDK、廊下の収納は全て置き家具でまかなっている。
玄関にはご夫婦の趣味のロードバイクがあるが、前輪を外さないと収納できずメンテナンス用品等の収納場所も確保したい。
施工中
玄関収納及びLDKと廊下の置き家具は全てなくし、仕切り壁を撤去する。
フローリングは既存床に上張りすることで、廊下との段差解消にもつながった。
完成
左右のエントランスクロークで玄関がすっきりとし、壁掛バイクラックで前輪を外さなくてもご夫婦のロードバイクをディスプレイ収納できるようになった。
両面使い壁面収納。天井との空間に仕込んだ間接照明が、やわらかな雰囲気作りと廊下の夜間常夜灯と2つの役割を担っている。テレビ背面は石目のアクセント壁とした。
同じく石目の天板カウンター付キッチン収納。愛犬凛太郎くんも、広くなった部屋で滑らず元気に遊んでいるようです。