WORKS4 山中温泉の家

施主:50代夫婦
物件:築27年の戸建住宅 43.4㎡(1階部分)
   
築27年の木造二階建て戸建住宅。キッチン・ダイニングと居間分離型となっている間取りの仕切壁をなくしてLDK一体型にし、キッチンと往来しやすい場所に洗濯物を干せるスペースを作りたいとのご要望。また今回のリフォームを機に置き家具やテーブル、イスなども全て一新したいので、トータルコーディネートをお願いするとのことだった。
キッチンの背面に洗面脱衣室兼ランドリールームを配置し、洗濯・料理の家事がスムーズになる回遊動線に。動線上には生活用品収納やパントリーを配置し、調理家電等を納めるカップボードも新設した。L/DK間の仕切壁にあった動かせない筋交いは、壁を撤去して飾り棚を設け、インテリアとして活かすこととした。洗濯物干し場になっていた出窓のある畳の小上がりスペースは、LDK一角の書斎スペースへ。
断熱補強をし、内装はすべて空気清浄作用のある自然塗装で仕上げ、アクセントとしてのペンダントライト以外は照明器具を見せないノイズレスな空間とした。木肌が美しい栗の無垢床、淡くグレーをおびさせた白壁と天井を、間接照明がやわらかに照らすあたたかなLDKとなった。

施工前

約13畳のリビングと約10畳のダイニングキッチン。ダイニングは置き家具や6人掛ダイニングセットなどで少し手狭になり圧迫感がある印象。

 

洗面脱衣室には洗濯物干しスペースがないため、やむを得ずリビングにある3畳の畳コーナーを物干しスペースとされていた。

 

 


施工中

間仕切壁、下がり壁、キッチン、畳コーナーをすべて撤去しLDKをひとつの空間へ。無垢のフローリングは廊下との段差解消のため既存床に上張りとした。

 

壁を断熱補強し、塗装仕上げのための下地処理をしていく。キッチン及び洗面脱衣室の床は、メンテナンス性も良い石目の塩ビタイルで洗練された清潔な雰囲気に。

 

 


完成

明るく広々としたリビング。白く塗装し存在感を薄めた筋交いには飾り棚をつけ、生活感の出るキッチンへの視線をゆるやかに遮りつつも、リビングとの一体感を生むことができた。

 

カウンターキッチンには跳ね上げカウンターを設け、来客時等には6人掛けすることができる。物干しになっていた畳コーナーは本棚のある掘りごたつ式の書斎スペースへ。

 

日当たりの良いランドリースペースにはキッチン収納背面の壁の凸凹を利用して可動棚を多く配置した。カーテンで仕切る脱衣スペースを作り脱衣室をなくしたことで、洗面・ランドリースペース空間を広く使うことができる。

 

合同会社ハレ建築デザイン

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